スーホの白い馬

絵本 スーホの白い馬

絵本 スーホの白い馬の表紙です

絵本 スーホの白い馬
◆年齢◆
読んであげるなら6才以上から。
自分で読むなら小学校低学年から

◆ジャンル◆
◆むかしばなし絵本

◆シチュエーション◆
◆ともだちとあそぼ!絵本


大塚勇三再話 /赤羽末吉絵

初版年月日:1967年10月01日 福音館書店

ISBN:4834001121  ISBN13:9784834001129

48ページ 24X32cm 定価1365円

通常版はこちら!  定価1365円
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1565円

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横長の広角な見開き画面こそが、モンゴルの草原の広大な地平と、少年と白い馬の広大な友愛を描くことができました。

表紙と裏表紙を広げて見ましょう。たくましい少年が小さな白い馬を大事そうに抱き上げているクローズアップ。少年は地平線の見える広々とした乾燥した土地に立っています。(見返しもそんな土地を表しています)扉には、頭が馬の弦楽器が描かれています。この楽器と白い馬はどんな関係にあるのでしょうか。
最初のページをあけると、虹が二重に架かっています。虹の立つ両端が見えるほど広い草原です。牛だか羊だか、そんな動物が遠くに草を食んでいます。このお話は、そんな広い土地に伝わる、扉に描かれていた「馬頭琴」という楽器の由来話であることが、語られます。
少年はスーホといいました。スーホは年老いたおばあさんとふたりきり暮らしていました。びんぼうでしたが、大人にまけないぐらいよく働きました。その上、歌も上手でした。そんなスーホが、ある日草原で生まれたばかりの小さな白い馬を拾ってきます。表紙絵はこの場面ですね。大事そうに抱えている理由が分かります。スーホは、この白い馬を大事に育てましたから、立派な白い馬に育ちます。
ある年のこと、殿さまが町で競馬大会を開くという知らせが草原一帯に伝わりました。スーホも参加することにし、町へでかけました。出かける場面が描かれてます。この場面の、白い馬の「体は雪のように白くきりりと締まって、だれもが見とれるほど」に描かれています。けれども、薄ピンクに縁取られた地平線とその上の空の黒雲はどうでしょうか。
町に着きました。モンゴルの町というのは、石塀の貨車を連ねたような家々が並んでいるんですね。町のはずれにはお城(中国風の屋根をもつ)が見えます。その左にテントが張られ、小さく、人びとが集まっている様子が描かれています。ここが会場になるのでしょう。会場に着きました。競馬にでる若者たちには、それぞれ馬を世話する人がついていますが、スーホは白い馬とふたりきり。
競馬が始まりました。先頭から4番目、スーホもムチをふりました。真っ黒な馬、茶色い馬、そして白い馬のコントラストと赤茶系の背景。草原で行われる荒っぽい競馬と騎手たちの闘争心が描かれているようです。
で、見どころは次の場面です。文章は次のように語られます。
「馬は、とぶようにかけます。でも先頭を走っていくのは……白馬です。スーホの乗った、白馬です」
よく見るとその馬たちのはるか先を白い馬がかけていきます。

広い広い草原を駆け抜ける馬。この場面こそ、おそらく、画家が一番表現したかったのではないでしょうか。遠景に、飛ぶようにかける馬が小さく描かれています。どうしてもこの広角な画面が必要だったのでしょうね。

白い馬は一等になりました。けれど、欲深い殿さまは、少年を袋だたきにして追い返し、白い馬を奪ってしまいます。
スーホはやっとのこと家に帰り着きましたが、何日もおばあさんが看病をしてくれました。その間、スーホは白い馬のことばかり考えていました。一方、白い馬は、殿さまをはね落とし、逃げ出しました。家来たちは、いっせいに矢を放ちました。その矢は白馬の背につぎつぎ刺さりました。それでも、白い馬は走り続け帰って来ましたが、もう弱りはてていました。次の日には亡くなってしまいました。

スーホは悲しくて眠れませんでした。ところが、ある晩、白い馬が夢にたち、「私を使って楽器を作ってください、そうすればあなたを慰めてあげられます」といいました。

この広大な少年と白い馬の友愛こそ、広角な画面が必要だったもうひとつの理由でしょう。

これが馬頭琴です。馬頭琴は今でもモンゴルの草原じゅうで作られ、ひとびとは夕方になると、より集まって馬頭琴の音に耳をすませ、一日のつかれを忘れるということです。





内容紹介です

モンゴルには馬頭琴とい楽器があります。楽器のいちばん上が馬の形をしているので馬頭琴というのですが、どうしてこういう楽器ができたのでしょう。

それには、こんな話があるのです。

むかし、モンゴルの草原にスーホというまずしい羊飼いの少年がいました。

中国の北のほう、〜

スーホは年取ったおばあさんとふたりきりで暮らしていました。毎朝、スーホは二十頭あまりの羊を連れて草原にでていくのですが、よく歌をうたいました。その美しい歌声は草原を越え遠くまで響いていくのでした。

ある日のこと、スーホは、草原で生まれたばかりの白い小馬を見つけました。小馬はスーホが心を込めて世話をしたので、立派に育ちました。体は雪のように白くきりりと締まって、だれも見とれるほどでした。

ある年のこと、殿さまが町で競馬大会を開くという知らせが草原一帯に伝わりました。一等になったら娘と結婚させるというのです。スーホも参加することにしました。

競馬が始まりました。国じゅうから集まった若者たちはいっせいにムチをふりました。

けいばが、はじまりました。〜

馬は飛ぶようにかけます。でも、先頭はスーホの白馬です。
白い馬が一等になりました。殿さまが一等の若者をみると、びんぼうな羊飼い。
「おまえには、銀貨三枚くれてやる、白い馬をおいてさっさと帰れ!」
スーホは、いいました。
「競馬に来たのです、馬を売りに来たのではありません」
それで、スーホは家来たちに殴られ、白い馬をを取り上げられてしまいました。

スーホと白い馬はどうなるのでしょうか?





読み聞かせのポイント

悲しいけれど、けっして救いのないお話ではありません。
感情を込めすぎて泣きながら読まないでくださいね。
抑え目に読むほうが悲しみと救いは伝わるのです。

絵本 スーホの白い馬
◆年齢◆
読んであげるなら6才以上から。
自分で読むなら小学校低学年から

◆ジャンル◆
◆むかしばなし絵本

◆シチュエーション◆
◆ともだちとあそぼ!絵本


大塚勇三再話 /赤羽末吉絵

初版年月日:1967年10月01日 福音館書店

ISBN:4834001121  ISBN13:9784834001129

48ページ 24X32cm 定価1365円

通常版はこちら!  定価1365円
「えほんおじさんセット」はこちら!  セット価格1565円

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●再話者 大塚勇三さん関連図書
●訳者 大塚勇三さん関連図書
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「グリムの昔話 2 」
「グリムの昔話 3 グリム/著 大塚勇三 訳」 
「プンクマインチャ ネパール民話」 秋野亥左牟/画
「つぐみのひげの王さま グリム童話」 フェリックス・ホフマン ペンギン社
「おやゆびこぞう グリム童話」 フェリックス・ホフマン/え ペンギン社
「親指姫 アンデルセンの童話 1」 オルセン/画 福音館文庫 
「人魚姫 アンデルセンの童話 2」 オルセン/画 福音館文庫
「雪の女王 アンデルセンの童話 3」 オルセン/画 福音館文庫 
「絵のない絵本 アンデルセンの童話 4」 オルセン/画 福音館文庫
「やかまし村はいつもにぎやか」 リンドグレーン/作 岩波少年文庫
「やかまし村の春・夏・秋・冬」 リンドグレーン/作 岩波少年文庫
「やかまし村の子どもたち」 リンドグレーン/作 岩波少年文庫
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「トム・ソーヤーの冒険」 マーク・トウェイン/作 八島太郎/画 福音館文庫
「ハックルベリー・フィンの冒険」 上・下  マーク・トウェイン/作 E・W・ケンブル/絵
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「こぶじいさま」 松居直 再話
「くわずにょうぼう」 稲田和子 再話
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» ユニーク童話「スーホの白い馬」

  • 2009年01月31日 22:22
  • from きりしま屋

「スーホの白い馬」っていうストーリーを思い出せなくてググっていたら見つけたのがこ... [続きを読む]

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