絵本 レイザーバック・ャHーミィ

絵本 レイザーバック・フォーミィ

絵本 レイザーバック・フォーミィの表紙です

絵本 レイザーバック・フォーミィ 
誇り高きイノシシの勇者 シートン動物記5

◆年齢◆
読み聞かせるなら7才以上
自分で読むなら小学校3年生以上


◆ジャンル◆
◆科学絵本

◆シチュエーション◆
◆該当なし


アーネスト・T・シートン 作・絵:今泉吉晴 訳

編集・発行 福音館書店
発売 福音館書店

初版年月日:2004年10月20日 ISBNコード:4-8340-2012-6

160ページ 21X16cm 945円(本体900円+税45円)


通常版はこちら!  定価945円(本体900円+税45円)

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フォーミィは、クロクマにお母さんを殺されますが、牧場の少女リゼットに育てられ、立派な大人のレイザーバックになり、愛するものを助ける勇気と力を身につけていく姿と、育ての親であるリゼットとの交流を描いています。

この本は、1916年に出版されたシートン動物物語集「野生動物の生き方」の中で発表されたものの全訳です。
レイザーバックについて
15、6世紀アメリカにヨーロッパから持ち込まれた、家畜の「ブタ」が野生化した動物。種はイノシシ。イノシシはアメリカにはいませんでした。背中の剛毛が首すじから背すじに長くならんで生え、カミソリのようなするどいたてがみをつくることからついた名前。水場に近い湿った森に生息。体重70キロ。
本来の野生イノシシの子どもは、縞模様(ウリンコ・ウリボウ)がありますが、レイザーバックの子どもには祖先のブタの性質が現れ、縞模様がありません。毛の色は黒っぽいものから赤毛をふくめ、ぶちがあるのもいます。

フォーミィ
英語の泡立つの意味。興奮すると口から泡を吹く。この泡は上下の牙をすりあわせ、牙を研ぐ動作で、潤滑油の役割をします。
「赤毛の子どもの目の前を黄色と黒の模様の虫が飛び、落ち葉に止まりました。それで、小さな鼻でにおいをかごうとしました。すると、いきなりその虫がなにかすごいことをしました。生まれてはじめての、なんとも不思議な痛さだったことでしょう。狐のようにとがった口から、白い泡をふき、それが白い雲のようになってほほにつきました。それで、この子はフォーミィ・チョップ(泡だらけ)という名がつきました」

この本には、実に興味深いことがたくさん描かれています。
【驚くべきこと】
(1)擬人化ではないのに、まるで人のような心を持っていること
「リゼットが〈ごほうびは〉というと、すぐに特別な姿勢をとりました」
野性に戻って後も、フォーミィに追い込まれた狩人ボーグは木に登ったまま助けをまちます。リゼットがいくとフォーミィはすっかりおだやかになって、のどをならします。リゼットの魔法。
(2)においの記憶
「フォーミィは赤ちゃんだったときのこと、お母さんが死んだときのことをすっかり忘れていました。でも、クロクマがおそってきたとき、クマのにおいに恐怖を感じた瞬間、恐ろしい記憶が一瞬のうちに蘇り全力で走りました。でも、その恐怖の記憶と、クマの恐怖で頭がいっぱいの時、リゼットが口笛で探しても、それにに答えることはできませんでした。勇気が勝ったとき、フォーミィは姿を現しました」
(3)追悼ーにおいとの関係
「野生動物は肉親や愛する者を失った場所を数日訪れて追悼します。そっとにおいをかぎ、深いナゲキの声をあげ、木にからだをこすりつけて去っていきます。その追悼は強い雨が降ると終わります」
(4)貯蔵庫をもつ
クロクマは、貯蔵庫をもっています。腐った肉がやみつきになるようです。
(5)病気と薬
「野生動物も病気や寄生虫に苦しみ、死ぬこともあります。そのため森は薬を作っています。またそのような施設もあります」
「野生動物は日光浴・冷水浴、泥浴をします。それは病院です。
直す方法は、食べないこと、食べたものをはく、草と一緒にはく、水を多く飲んだり、ほとんど飲まなかったりします。
住む場所を変えたり、傷口をなめて清潔にしたり、マッサージで直したりもします。医者はいませんが、動物は自分の体に聞きます。体のいうことをするのです。これも森の人と同じ方法です」
【面白いところ】
(1)習性
「ある日、リゼットが靴を磨いていると、後ろ足でたち、前足をそろえて椅子にのせ、「ぼくもして」といいました。それからというものフォーミィはひづめを磨いてもらい、ぴかぴかにしてもらう感覚に、特別の心地よさを見つけました。
フォーミィの振る舞い
「飼育舎ではブタやレイザーバックのなかで堂々と振る舞いました」
(2)大人になるということ、冒険の旅
野性動物は、そのときがきたら、ひとりで未来探しの熱望を胸に、冒険の旅にでます。グリーゼルはそうやって未来を探していました。
(3)においの歌を聴く
シートンは嗅覚の役割を重く見ています。においが動物同士のコミュニケーションに重要な役割。記憶を呼び覚まし、野性を育む役割があるようです。
「フォーミィも〈こすりつけの木〉に近づきました。
すると、「こすりつけの木」から歌が聞こえたのです。においの言葉でつくられた歌です。
「クラーク カールラ クラーク カールラ
 ゴルカーリ ゴララーワウクゥ」
その瞬間、フォーミィはどきっとして目がくらくらしました。
それから、何回もにおいを確かめると、走って森へ消えました。
茂みを抜けて、草地へ出ると、高く長い葉の向こうに、灰色のほっそりしたグリーゼルを見つけました。二頭は出会った瞬間に運命を感じました」



内容紹介です

【お母さんレイザーバック】
お母さんレイザーバックは、バージニア州のどこにでもいるイノシシで、前の年の夏、プルンティ家の農場のなかの広い湿地の森ですごしていました。そして夏のある日たくさんの子どもを生み、子どもたちを一所懸命育てていました。その中の一頭に赤毛の子どもがいました。フォーミィです。
【リゼットとおそろしい大グマ】
5月の森はごちそうでいっぱいです。
プルンティ農場のリゼット(13才の少女)はある日、森にイチゴを摘みにいきました。イチゴは森の奥に行けば行くほど大きく思え、どんどん奥に入っていきました。すると突然、草むらから巨大なクロクマがあらわれ、リゼットは動けなくなりました。クマもじっと立ってリゼットを見ていました。そこへ、お母さんレイザーバックと子どもたちが現れました。それでクロクマは、子ブタの方へ興味を移しました。闘いが始まりました。リゼットはその隙に逃げ帰りました。
【大きな悲しみと小さな幸せ】 闘いの場へ急いだお父さんは、そこのお母さんレイザーバックと子どもたちが横たわっているのを見つけました。リゼットは泣いていました。そのとき猟犬が茂みに激しくうなり吠えました。みると、そこにフォーミィがいたのです。
「お願い!その子をちょうだい。私が育てるから」
自分が育てなければと思ったのです。
【フォーミィの小さな仲間】
フォーミィはやっとミルクを飲みはじめ、長い時間眠りました。こうして、リゼットに慣れ、背中をかいてもらうのが大好きになりました。やがて小さなアヒルと小さなひつじが仲間にななりました。
リゼットとフォーミィはかくれんぼ遊びや鬼ごっこで遊びました。ユーモアまで理解しました。リゼットは口笛でフォーミィを呼びました。
ある日、リゼットが靴を磨いていると、後ろ足でたち、前足をそろえて椅子にのせ、「ぼくもして」といいました。それからというものフォーミィはひづめを磨いてもらい、ぴかぴかにしてもらう感覚に、特別の心地よさを見つけました。
【仲間を救ったフォーミィ】
動物にも良心があります。フォーミィにも自分のしたことの善悪の判断ができました。リゼットにしかられることと自分の好きなことをする(仲間に意地悪をすると興奮する楽しみ)を結びつけて、それははずかしいことと感じるようになっていました。
いたづらしたとき、口笛を吹くと。フォーミィは追うのをやめ、おずおずと体を低くして、恥ずかしそうに草の茂みに潜りました。
ある日、子犬がアヒルの子と子ひつじを追いたてていました。そのとき、フォーミィは「グァア、グァア」と咆哮をあげて飛び出し、子犬を追いました。フォーミィの野性が始めて示されたのです。

【ならず者の大グマ】
クーガー川のクロクマは、他のクマのいないプルンティ家の農場のなかにあるメイヨーの谷に移ってきました。そして農場荒らしを繰り返しました。普通、クロクマは植物の果実や根を主に食べます。少数は動物も食べますが、このクマは植物を食べず、生きた獲物を食べる食性を持っていました。子牛の肉が好きで鳥の巣もねらいました。一番好きな食べものはブタでした。フォーミィのお母さんと闘ったとき、痛いめにあったので、レイザーバックを避けていましたが、またブタが食べたくなったのです。クロクマは鋭い鼻をもっていましたから、獲物がどこにいるかすぐ分かりました。
ある日、クロクマは子ひつじとフォーミィが眠る飼育舎のある庭の柵を壊し侵入しました。フォーミィはすばやく逃げました。子ひつじは無惨な死体になったのです。

【泥だらけのフォーミィ】
フォーミィがいなくなり、リゼットは悲しみました。繰り返し口笛を吹きましたが帰ってきません。しばらくして、フォーミィは沼の中から出てきたのです。

【においの記憶の力】
再び歓びで一杯になりました。しかし、家を間近にしたとき、フォーミィは動かなくなり、口から泡をふきました。
フォーミィはもう、勇ましいレイザーバックであることを体全体で表していました。
【服の上のガラガラヘビ】
リゼットはどれほどフォーミィに愛されていたか、あまりわかっていませんでした。
バージニア州の10月、秋の気配のする夏のある日。
リゼットは、クーガー川を遡る小さな冒険の旅にでました。川の流れがよどみになっているところで裸でおよぎました。それから川の中州にあがり、太陽の光にうっとりとしていました。
満足したリゼットが岸へ帰ろうしたとき、岸辺に置いた服の上で、ガラガラヘビがとぐろをまいていたのです。
リゼットは口笛でお父さんを呼ぼうとしました。
がさごそという音が聞こえました。すると現れたのはなんとフォーミィでした。
「あなたはたたかうレイザーバックが腹の底からひびかせる、突撃の雄叫びをきいたことがありますか。その雄叫びは戦う意志の強さを表し、どんな敵も、恐怖のどん底に突き落とします。成長なかばの若者のフォーミィが発した雄叫びも堂々たる迫力でした」
どんな動物でも殺すヘビの毒は、レイザーバックのほおから肩にかけての、厚くて鎧のようにかたい皮膚だけは例外でした。ヘビの牙を避けることは出来ないフォーミィでしたが、軽々とガラガラヘビを空中になげあげました。そしてヘビの毒に特別な抵抗力をもっていたのです。(がらがらへびの天敵はレイザーバック)リゼットが「ごほうびは」というと、すぐに特別な姿勢をとりました。

自然がつくる薬

【自然がつくる薬】

メイヨーの谷のフォーミィ
秋がやってきました。何千という黄色に色づいた落ち葉が舞い落ちて、ティンカーベルの妖精のボートになって、クーガー川を流れ下っていきます。森じゅうでポン、ポン、ポンとどんぐりが落ちる音がします。どんぐりは栄養がいっぱいで、動物が食べれば、どんどん育つ最良の食べものです。
フォーミィはどんぐりを食べるのに毎日大忙しでした。時には、チョウチョを追ってとびまわり、大きな木の根元に鼻先と牙であっというまに穴を掘りました。そして、その穴に頭を無理矢理入れ、大きくなった牙を土に差し入れて、密生してからみあった丈夫な木の根を切り裂きました。ついで、数メートル飛び跳ね、地面におりたつと、ぴたりととまりフリーズしました。それらフォーミィの仕草は自分の成長を楽しみ、歓び、祝うフォーミィダンスでした。
こうして自由に柵を出入りし、野性をはくくみ、森の住人となりました。そして、どんぐりよりおいしい「ほどいも」みつけ栄養を蓄えました。それからぶたっぽい格好で、日当たりのよい乾燥した斜面で休みました。
【プルンティの飼育舎で冬をすごす】
若いフォーミィには冬は面白くありません。でも、飼育舎ではブタやレイザーバックのなかで堂々と振る舞いました。一番力が強かったからです。まるで犬のようだったフォーミィは65キロありました。そうして2回目の春を迎えました。
【未来をさがす旅にでたグリーゼル】
【フォーミィとグリーゼルの出会い】
【「こすりつけの木」】
若いレイザーバックのメス、グリーゼルは未来探しの熱望から冒険の旅にでました。メイヨー谷の電信柱や木に、体をこすりつけ、走りました。
ブタはお気に入りの「くすりつけの木」にみんな体をこすりつけます。フォーミィも「こすりつけの木」に近づきました。
すると、「こすりつけの木」から歌が聞こえたのです。においの言葉でつくられた歌です。
その瞬間、フォーミィはどきっとして目がくらくらしました。
それから、何回もにおいを確かめると、走って森へ走りました。
茂みを抜けて、草地へ出ると、高く長い葉の向こうに、灰色のほっそりしたグリーゼルを見つけました。二頭は出会った瞬間に運命を感じたのです。
その日から、飼育舎にフォーミィはもどりませんでした。二人は美しい森をめぐりあるいて、仲良くなる歓びで一杯でした。
【ボブキャットの待ち伏せ】
…茂みが動き、お母さんになったグリーゼルが現れ、楽しそうに遊ぶ小さな子どもが一列になって歩いていました。
おいしい獲物を前にしたボブキャットは、チャンスを待ちました。最後に、少しあいて一番小さな子がやってきました。一瞬のうちに、ボブキャットは小さな子の首をかみ口にくわえて走りました。そして、もといた高い切り株の上に逃げ、子どもを前足で押さえました。グリーゼルにはどうすることもできません。そこへ後ろから、フォーミィがとびだしました。けれど、フォーミィでさえ届きません。グリーゼルは木の株に伝わる枝を見つけました。それを伝って、ボブキャットと顔をつきあわせ、牙にかけ、地面にたたきつけました。そこへ子どもたち、フォーミィが突進してきたのです。
なんと恐ろしい場面だったこと。
小さな子は藪にとばされ、死にました。グリーゼルは近づいて臭いをかぎ、そっとふれ、少しはなれ、また近づいてやさしくふれました。それから子どもたちを川へ連れて行き、しばらくして戻ってきました。グリーゼルは横たわった子に近づき鼻でふれました。それは話しかけているようでした。
そうした事件のことは、道などにのこり痕跡から人間にも想像できます。
【「ブタ食い」の大グマ】
なぜ多くのクマがブタ食いになるのか、ブタ食いになったクマは恐ろしい病気になるのか不思議です。
クーガー川のクロクマは完全なブタ食いになっていました。毎晩飼育舎にでかけました。鋭い嗅覚と用心深さでわなにはかかりませんでした。
野生動物は自分の貯蔵庫を持ちます。先にボブキャットにころされたこどもをたまたま見つけたクロクマは、深く穴を掘って埋めました。腐らせてごちそうを楽しむつもりでした。
野生動物は肉親や愛する者を失った場所を数日訪れて追悼します。そっとにおいをかぎ、深いナゲキの声をあげ、木にからだをこすりつけて去っていきます。その追悼は強い雨が降ると終わります。
お母さんレイザーバックは翌日、追悼にやってきました。クロクマは貯蔵庫にやってきました。グリーゼルはクロクマに恐怖を感じませんでしたから、たたかいの声を上げてクマに襲いかかりました。それは間違いでした。でも、二頭は崖まできました。グリーゼルが突進したのを、かわすとそのお尻にパンチをお見舞いしました。グリーゼルは川に落ちました。でもやっと、岸辺にはい上がると、フォーミィがやってきたのです。
【熟達の猟師、ヒル・ビリー・ボーグ】
【猟犬とたたかうレイザーバック】
【フォーミィと再会したリゼット】
リゼットのお父さんは、農場荒らしするレイザーバックをとらえる猟師をやといました。
フォーミィはその知恵と鋭い牙で、猟犬をすべてやっつけてしましました。そして、猟師ボーグは高い木に逃げました。
フォーミィに追い込まれたボーグは木に登ったまま助けをまちます。リゼットがいくとフォーミィはすっかりおだやかになって、のどをならしました。
【またしても襲撃してきた大グマ】
それから何日かして、クロクマは自分の貯蔵庫からごちそうを食べていました。そこへレイザーバック親子が川に近づいてきました。グリーゼルを先頭に、こどもたちそしてフォーミィが安全を守って後ろをついてきました。子どもたちは川をいやがりましたが、グリーゼルは子どもがなんでも自分でできるようになってほしいと思っていましたから、岸へ残る一頭の子どもが助けを求めても歩みを止めませんでした。その子の鳴き声は「ブタ食い」のクロクマにも届きました。そしてクロクマは近づき強烈なパンチをその子の体にくわえました。
【ヒル・ビリー・ボーグの挑戦】
【レイザーバックの勇気あるたたかい】
リゼットはフォーミィを殺さないでいいように、じょうぶな柵を作ってと頼みました。お父さんは聞き入れませんでした。
ボーグとお父さんは、猟犬を使わず狩りにでました。お父さんは疲れて休みましたので、遅れたお父さんは、なにかすごいことが起こっている気配を感じました。お父さんは「ピューマの足使い」(ウッドクラフトで学んだ)で、自分の臭いが動物に伝わらないようにして、草地を抜け、藪に入って倒木に登ってみました。

バシッバシッバシッ…

そこはまるで、劇場のような林の開けたところで、驚くべき闘いが繰り広げられていました。
クロクマとフォーミィと斜め後ろのグリーゼル、ハンノキの茂みには子どもたちがかたまりになりあちこち動いていました。
二頭はじっと動かず、声もあげませんでした。やがて、クロクマが腹の底から雷鳴のようなうなりをあげると、フォーミィは牙を光らせ、研ぎ、大きな泡を頬に吹き出しました。
お父さんは、助けを求める子どもの金切り声に答えて、自分の利害を忘れ、力を尽くす高貴な野性、生涯の敵への憎しみをみました。
お父さんはフォーミィがついに勝利を手にしたとき、自分が勝った気持ちになりました。フォーミィを愛していたのです。フォーミィとグリーゼルが互いに見せ合うやさしさをみました。お父さんは思いました。
「家族愛。動物にも愛がある。リゼットが正しい。作物を守る方法はいくらでもある。おどろいた、最高のたたかいだった。我が生涯でみた一番のたたかいだった。牙の使い方のなんというすごさよ。フォーミィを退治するなどとんでもない、いつまでもわたしの農場の沼地で生きていってもらいたい」と。







読み聞かせのポイント
読み聞かせは10才くらいが最終になりますね。もちろん聞いてくれるなら、まだ読んであげてもかまわないわけですが、その最終段階にお薦めなのが、シートン動物記です。とくにこの「レイザーバック・フォーミィ」はフォーミィが立派な大人(勇者)になっていく過程とその子ども時代の、すべての動物と同じような鬼ごっこやかくれんぼを遊ぶ、姿が描かれます。それは10才前後の子にとって、過去の幼児期と大人になる過程を通じた全体を感知することができます。しかもこれはノンフィクションですから、ちょうど「本当」を求めるこの時期の子にぴったりです。
さらに、ここには野性動物の驚くべきこと=人間だけにあると思っていたこと、たとえば家族愛などがたくさん描かれています。それらを知識として得られることも、この本の大きな魅力だと思います。

絵本 レイザーバック・フォーミィ 
誇り高きイノシシの勇者 シートン動物記5

◆年齢◆
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◆該当なし


アーネスト・T・シートン 作・絵:今泉吉晴 訳

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発売 福音館書店

初版年月日:2004年10月20日 ISBNコード:4-8340-2012-6

160ページ 21X16cm 945円(本体900円+税45円)


通常版はこちら!  定価945円(本体900円+税45円)

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著者 アーネスト・T・シートン 作・絵 今泉吉晴 訳
●イエローストーンの子グマ
「ジョニーベアー」  シートン動物記1  
●ワタオウサギの子どもの物語
「ラギーラグ」  シートン動物記2
●カランポーのオオカミ王
「ロボ」 シートン動物記3
●どこまでもつづく雄ジカの足あと
「サンドヒル・スタッグ」 シートン動物記4
●シートン伝記 今泉吉晴 作
子どもに愛されたナチュラリスト
「シートン」

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