ぐらぐらの歯
絵本 ぐらぐらの歯−きかんぼのちいちゃいいもうと その1
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絵本 ぐらぐらの歯
◆年齢◆
読んであげるなら5、6才から。
自分で読むなら小学校中学年から
◆ジャンル◆
◆まいにち絵本
◆シチュエーション◆
◆おやすみの前に絵本
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ドロシー・エドワーズ 作:渡辺茂男 訳:酒井駒子 絵 福音館書店
初版年月日:2005年11月25日 ISBNコード:4-8340-2154-8
144ページ 21X16cm 定価1155円(本体1100円 + 税55円)
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通常版はこちら! 定価1155円(本体1100円 + 税55円)
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「えほんおじさんセット」はこちら! セット価格1355円(税込)
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おねえさんの目から見た、きかんぼの幼い妹のお話10編が、ユーモラスに愛情を込めて語られます。
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どのお話も、「ずっとまえ、わたしが小さかったとき、わたしよりもっと小さいいもうとがいました。」と始まります。
お話は次の10編
「おさかなとり」「おまつり」「びょうきになったとき」「どんぐりのうえき(下記に紹介)」「ぐらぐらの歯(このお話が本の題になっています)」「妖精のお人形」「サンタ・クロースなんてだいきらい(下記に紹介)「あみもののおけいこ」「げきじょうへいきました」「百てんの日」
(1)二重の視点から
現在は大人であるお姉さんが、まだ小さかったころを思い出して、そのころみた、それよりもっと小さかった妹の姿を語ります。だからその妹がどんな思いで、そんな行動をとったかが、大人となった現在からの想像と、当時子どもだったときにに思ったこととが、二重に描かれる仕組みになっています。おそらく妹は幼児で、お姉さんである語り手が7、8才くらいだったころのことではないかと思われます。ですから、幼児である妹をとらえる思いは少し複雑ですね。妹のそれはちょっと前の自分だったろうし、見ている自分は少し子ども期に入ってますから、分別もついています。うらやましさ半分、自分は幼児ではないという思い半分といったところでしょうか。
(2)いきいきとした妹
小さな妹のやることなすことに思わず笑ってしまうほど、妹の姿や行動が生き生きと捉えられています。
たとえば、川へ魚とりに連れていってもらって、だめというのに、水にはいって、びしょぬれになったり、迷子になってしまい、おまわりさんに家まで送ってもらったり、サンタ・クロースの手に噛みついたり、どんぐりをこっそり埋めにいくところなど、本当に目に見えるようです。幼児という時期、子どもは自分の思いが最大限拡張されます。でもそこには、幼児なりの正当な理由がひそんでいます。
そうした妹の日常が生き生きと捉えられているのは、大人になってしまってからは見えなくなることが、子ども時代だからこそ見えたからで、つまりお姉さんとして、幼い妹の気持ちに寄り添っていたからですね。
(3)幼児と小学校中学年の子に
この本は、(1)(2)の理由から、幼児と小学校中学年向きにぴったりですね。幼児にとってはそこに自分自身がいますし、中学年の子にとっては、小さい子を見て、その気持ちを想像したり、自分が大きくなったことを確認することができます。そしてとりわけお母さんの妹に対するやさしさや賢明さを冷静にみるお姉さん、すなわちこの本を読む中学年の私をみることでしょう。
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どんぐりのうえき
『わたしがまだ小さくて、わたしのきかんぼのいもうとがもっと小さかったときのことでした』
ある日、きかんぼのちいちゃい妹は、とても早起きしました。妹はお母さんの目を盗んで、そうっと外にでていきました。
よそ見もせず、ものおき小屋へいって「ほるもの」(シャベルのことをこう呼んでいました)をもつと、花壇へ行き、そこを掘りかえしました。穴を掘って、どんぐりを埋めたかったからです。
妹はどんぐりのことを秘密にしておきました。その日一日じゅうどんぐりのことを思って、埋めたところを行き来してにこにこ笑っていました。
けれど、お父さんが家に帰ってきてとても怒りました。
「だれだ!わたしの花壇を掘りかえしたやつは?」
「わたしよ。花の種なんかどうだっていいの。どんぐりのお家がいるの」
お父さんは、「どんぐりのお家はよそにみつけなさい」といってどんぐりを掘り出しました。
庭にはいろんなものが植わっていて、どこにもどんぐりを植えるところがありません。妹は不機嫌になって、なにも食べようとはしません。
そこで、お母さんは、ビンの中に水を入れて口のところにどんぐりを入れるといいと教えました。
やがて、どんぐりから一本の根がビンの水のなかに伸びていきました。
妹はとても喜びました。
そして、ある日、頭の方から小さい芽がでました。小さい芽にはかわいい葉っぱが二枚つきました。葉っぱはどんどん大きくなりました。
「この小さな芽が、そのうち大きい木になるのよ」とお母さんがいいました。妹は踊ったり跳ねたりしました。
「おうちの中で、あたしの木で、ブランコができるのね」
けれども、お母さんはこういいました。
「それは無理ではないかしら。どんぐりは外で大きくなりたがるものよ」
ちいちゃい妹にもいいこところがあるんですよ。
妹は小さい木のためにいいことを考えました。
「そうだ、いいことがある!おさんぽに行くとき、ビンの木とほるものをもっていくのよ。そしてね、公園の中で木が一本もないところに植えるの。そうすればどんどん背が伸び枝が広がって大きな木になるもん」
こうしてどんぐりの木は、今では大きい大人になったきかんぼの妹よりもっと大きいんですよ。
サンタ・クロースなんてだいきらい
「このお話は、あんまりひどいお話なので、どうお話すればいいか…」
きかんぼの小さい妹は、クリスマスのいきいきした様子が大好きでした。でも一つだけ、妹にはとても変なことがありました。
サンタ・クロースが嫌だったのです。みなさんはびっくりされるでしょうね。
「あたし、あのいやなじいさん家にきて欲しくないの」と言ってました。
それだけでも悪い子だったでしょう?ところが、そのあともっとひどいことをしでかしたんですよ。
ある年のクリスマス、私の先生がこう言いました。
「サンタ・クロースが学校にやってきます。小さい姉妹もいっしょに学校へくればプレゼントをくれますよ」
妹に話すと、
「クリスマス・ツリーは素敵、キャンデーはもっと素敵、でも、サンタ・クロースなんか嫌」といいました。
お母さんは、「サンタ・クロースにあわずにツリーのところへいくことはできません。そんなに嫌ならあなたは家にいなさい」といいました。
「私、目を閉じるからいいわ」といって、妹はついてきました。
ツリーをみてにこにこ。学校のお姉さんやお兄さんの劇をとても喜びました。それから、キャンデーをもらって、もっとにこにこしていました。歌も大きな声で歌いました。歌がすむとみんなで、ツリーの側によってをよくながめました。
そのとき妹は、ツリーの下に青いドレスを着たお人形をみつけたのです。
「あたし、これほしいの」
「みなさん、お席にもどりましょう。誰かがやってきます」と先生がいいました。
そして「りんりんりん」という鈴の音がして、サンタ・クロースが教室へ入ってきました。
妹は目を閉じるひまがありませんでした。それで急にやんちゃな子になりました。
サンタ・クロースは、みんなにツリーの下のおもちゃをとって、みんなにあげ始めました。妹は目をつぶりませんでした。というのは、あの青い人形ゆくえが気になったからです。学校の子は誰もその人形をもらいませんでした。小さい子は自分でおもちゃを選ぶことになりました
妹は人形が気になって、呼ばれもしなにのに出て行って、サンタ・クロースにいいました。
「あのお人形 ちょうだい」
みんな大笑い。でもお母さんはびっくり。
サンタ・クロースは、妹に人形を渡しながらいいました。
「これで握手してもらえるかな?」
「いやよ」妹はいいました。でも、人形は取りました。
サンタ・クロースは妹に手をさしのべました。
すると、きかんぼのわるい子は何をしたと思いますか?
サンタ・クロースの手に噛みついたんです!!
そして、学校じゅうの子どもが見つめている中を、学校から飛び出していきました。
みんなは歌を歌いました。
妹はお母さんに連れ戻され、ごめんなさいとあやまりました。
そして、サンタ・クロースが「いいんだよ、おじょうちゃん」とにこにこととてもやさしかったので、おかしなちちゃい妹はサンタ・クロースに、キスをしてあげました。
サンタ・クロースはとても喜びました。
それからあと、妹は靴下を下げるようになり、サンタさんも忘れずプレゼントを入れてくれるようになりました。
妹はその人形に、ロージー・プリムローズと名付け、大人になるまで持っていました。
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読み聞かせのポイント
この本は10編のエピソードが語られていますが、そのどれもが「あるとき、妹はこんなだったよ」というお話です。
だからどのお話から読んでもいいです。
興味ありそうなところから読みはじめるといいですね。
どのお話も短編ですから、幼児への読み聞かせに向いています。
大きい子が自分で読む場合も同じくどこから読んでもいいですね。
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絵本 ぐらぐらの歯
◆年齢◆
読んであげるなら5、6才から。
自分で読むなら小学校中学年から
◆ジャンル◆
◆まいにち絵本
◆シチュエーション◆
◆おやすみの前に絵本
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ドロシー・エドワーズ 作:渡辺茂男 訳:酒井駒子 絵 福音館書店
初版年月日:2005年11月25日 ISBNコード:4-8340-2154-8
144ページ 21X16cm 定価1155円(本体1100円 + 税55円)
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通常版はこちら! 定価1155円(本体1100円 + 税55円)
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「えほんおじさんセット」はこちら! セット価格1355円(税込)
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●この童話の続編
その2「おとまり」
その3「いたずらハリー」
●訳者渡辺茂男さん関連図書
「かもさんおとおり」 ロバート・マックロスキー 文・絵
「エルマーシリーズ」全3冊 ルース・スタイルス・ガネット 作 ルース・クリスマン・ガネット 絵
「しょうぼうじどうしゃじぷた」 山本忠敬 絵
「とらっくとらっくとらっく」 山本忠敬 絵
「くるまはいくつ」 堀内誠一 絵
「もりのへなそうる」 山脇百合子 絵
「どうながのプレッツェル」 マーグレット・レイ 文 H・A・レイ 絵
「へそもち」 赤羽末吉 絵
「どろんこハリーシリーズ」 ジーン・ジオン 文 マーガレット・ブロイ・グレアム 絵
「くまくんの絵本」全10冊 大友康夫 絵
「オズの魔法使い」 ライマン・F・バウム 作 ウィリアム・W・デンスロウ 画
「クリスマスのまえのばん」 クレメント・C・ムーア 文 ウィリアム・W・デンスロウ 絵
「サマータイム ソング」 アイリーン・ハース 作・絵
「スモールさんの絵本シリーズ」 ロイス・レンスキー 文・絵
●画家酒井駒子さん関連図書
「きつねのかみさま」 あまんきみこ/作 ポプラ社
「よるくま」 偕成社
「よるくまクリスマスのまえのよる」 白泉社
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