もりのてがみ
絵本 もりのてがみ
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絵本 もりのてがみ
◆年齢◆
読んであげるなら4、5歳から。
自分で読むなら小学校低学年向き。
◆ジャンル◆
◆まいにち絵本
◆シチュエーション◆
◆ともだちとあそぼ!絵本
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片山令子作 /片山健絵 福音館書店
初版年月日:2006年11月10日 ISBNコード:4-8340-2239-0
32ページ 20X27cm 定価840円(本体800円 + 税40円)
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通常版はこちら! 定価840円(本体800円 + 税40円)
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「えほんおじさんセット」はこちら! セット価格1040円(税込)
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幼児にとって、手紙をもらうこと、手紙(もちろん絵入り)を書くことは、このうえないうれしいこと、実際、一生懸命誰かにあてて手紙を書く時期がありますよね。
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ひろこさんの手紙
あて先は、ともだちのリス・トカゲ・小鳥たち・野ウサギ・もみの木です。ひろこさんには森のみんながともだちなんですね。
ひろこさんの手紙は、たくさんのイラストと飾り付きで、カラフルです。宛名は「絵」。幼児にとって「絵」は文字以上に重要な役割をします。ひろこさんの手紙は友達への思いやりがあふれていてとても楽しいからか、子どもたちは手紙の内容を本当に良く聞いてくれます。
思いは届くーほんの小さな兆候を感じ取る子どもの感覚
ひろこさんは友達に手紙が届くかしらと、どきどきしながら待っていました。
「雪がとけるころ、急に暖かい強い風が吹きました」
もみの木のところへ行ってみると、手紙はみんななくなっています。手紙は飛ばされてしまったかなと思いながらも、もみの木の根元に座ります。すると、もみの木は『やさしく枝を下ろし、さらさら さらさら ゆれていました』。きっとこの場面で、手紙は届いていると確信したはずです。25ページのひろこさん表情がそれを表しています。
絵と文が溶け合って五感(感覚)に、「寒い冬」と「暖かさ」が届いてきます。
(1)湯気と息
●3ページ、部屋のストーブにかけられたヤカンの湯気と窓の外を較べてみてください。
●7ページのひろこさんの吐く息はまだ白くなくて、冬でも昼間はまだあたたかい日があるのでしょうね。15ページでひろこさんが口をすぼめて吐く息はとても白いです。文は「はだかの きのえだが みんなこおって、おさとうの おかしのようでした」となっています。いよいよ本格的な冬の到来を感じます。
●21ページのココア(?)から立ちのぼる湯気。この場面は、ひろこさんがもみの木に宛てて手紙を書き終えたところです。ほっとして(?)熱いココアに手をやっています。ひろこさんは手紙にこう書いています。「わたしは きのなかで もみのきが いちばんすき」。そこにはお日さまがさんさんと輝いています。そういえば、もみの木はクリスマスツリーに使われますね。もみの木(柊・宿り木も)は、雪に覆われた冬の森で唯一青々としていますから、生命力を象徴していて、豊作や健康を与えてくれる魔法の力をもっていました。
(2)ひろこさんのマフラー
●11ページのマフラー
『もみのきは だまって、つめたい かぜに ゆれていました』
ひろこさんのマフラーは風になびいています。
●15ページはひろこさんが凍てつく森を歩いている場面ですが、やはりここでも風を感じます。でも、その風はそれほどではありません。なぜならひろこさんが吐く息が少し冷たい風に押し戻される程度です。
●23ページ。ひろこさんはもみの木の周りをぐるぐるまわっては、立ち止まり、立ち止まりして、雪を被ったもみの木の全体の姿を見ています。そのように足跡が語っていますが、このときのマフラーは、垂れ下がっています。文章は次のように書かれています。
『もみのきは ゆきを かぶって、しずかに しずかに たっていました』
雪はしんしんと降っています。
●25ページー上記「思いは届く」のところに書いている場面。
『もみのきは やさしく枝を下ろし、さらさら さらさら ゆれていました』
この場面の風をどの程度に感じるかは難しいところです。マフラーがたなびいているのか、座っているので横に長く延びているだけなのか判断しかねます。でも、ひろこさんの髪型の具合、左上の木の傾き、右上の小鳥の飛び方からして、かなり強い風が吹いていると感じてもいいのではないでしょうか。
それに、この場面の最初の文章が、『ゆきが とけるころ、きゅうに あたたかい つよい かぜがふきました』とあり、ひろこさんがもみの木のところにやってきたときもまだ、そのあたたかい風は吹いていたのではないでしょうか。
●最終の森へ走っていく場面。
もちろん、ひろこさんは、もうマフラーはしていません。
さて、あたたかい日が続いたある朝、
動物たちはひろこさんに返事を寄こします。
では、もみの木はどうやって返事をしたと思いますか。
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『さむい さむい ふゆです。
…ひろこさんは ストーブのそばで、
ともだちに てがみを かきました』
『はじめに りすに てがみを かきました』
『みどりいろの めをした りすさま
こんにちは くるみばやしで
いっしょに くるみを ひろった
こどもです。 おぼえていますか。
…
また、くるみひろい てつだってあげるね。
こんどいっしょに あそびましょう。
もりに すみれが さいたら
もみのきのしたで まってます。
ひろこ』
ひろこさんは手紙をもって森へいきました。
森の木はみんな葉を落としています。
でも、大きなもみの木だけは、緑の枝を広げています。
「この木の下で遊んでいたっけ」
ひろこさんは、もみの木に手紙を託しました。
こうして、ひろこさんは何日かおきに、
トカゲ、小鳥たち、野ウサギ、そしてもみの木にも手紙を書きました。
『○○さま
…森にスミレが咲いたらみんなで遊びましょう』
森は雪につつまれました。
行ってみると、みんなに書いた手紙はつりさがったままでした。
「…読んでくれるかしら」
もみの木は雪をかぶって静かに静かに立っていました。
雪がとけるころ、急に暖かい強い風が吹きました。
「スミレが咲いたかもしれない」
ひろこさんは、もみの木のところへ行ってみました。
でも、スミレは咲いていなくて、手紙がすっかりなくなっていました。
もみの木はやさしく枝をおろし、「さらさら さらさら」ゆれていました。
暖かい日が続いたある日のある朝、
「とん とん」
玄関で小さな音がしました。
ドアを開けると、木の実や花がおいてありました。
……
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読み聞かせのポイント
ひろこさんの書いた手紙が5通あります。
手紙の読み方は特にゆっくり、はっきり読みましょう。
多くの場合、その絵本のキーワードとなっている場合が多いですからね。
この絵本でも、「スミレがさいたら、いっしょに遊びましょ」というひろこさんの願いが凝縮されています。
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絵本 もりのてがみ
◆年齢◆
読んであげるなら4、5歳から。
自分で読むなら小学校低学年向き。
◆ジャンル◆
◆まいにち絵本
◆シチュエーション◆
◆ともだちとあそぼ!絵本
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片山令子作 /片山健絵 福音館書店
初版年月日:2006年11月10日 ISBNコード:4-8340-2239-0
32ページ 20X27cm 定価840円(本体800円 + 税40円)
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通常版はこちら! 定価840円(本体800円 + 税40円)
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「えほんおじさんセット」はこちら! セット価格1040円(税込)
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◎画家 片山健さん関連図書
作・絵
「タンゲくん」
・コッコさんシリーズ
「おやすみなさいコッコさん」
「コッコさんのともだち」
「コッコさんのおみせ」
「コッコさんとあめふり」
「コッコさんのかかし」
絵
「むぎばたけ」 アリスン・アトリー 文 矢川澄子 訳
「たのしいふゆごもり」 片山令子 文
「ぼくからみると」 高木仁三郎 文
「どんぐりかいぎ」 こうやすすむ 文
「きつねにょうぼう」 長谷川摂子 再話
「ゆうちゃんのみきさーしゃ」 村上祐子 作
「ながれぼしをひろいに」 筒井頼子 作
「いいことってどんなこと」 神沢利子 作
「アマガエルとくらす」 山内祥子 文
童話・さし絵
「森に学校ができた」 きたむらえり 作
「森の学校のなかまたち」 きたむらえり 作
◎作者 片山令子さん関連図書
「たのしいふゆごもり」 片山健/絵
「ふしぎふしぎ」 長新太/絵 国土社
「のうさぎのおはなしえほんシリーズ」 片山健/絵 ビリケン出版
「はちみつだいすき」 ましませつこ/絵 PHP研究所
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