えほんおじさんは、子供に絵本を読み聞かせてもうすぐ30年。「どんな絵本がいいの?」「絵本の読み聞かせって必要なんですか?」「子供が聞いてくれないんです……」なんでも聞いてください。

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絵本の読み聞かせ。



※注意!

このページには、なぜ読み聞かせが必要なのかをかいてあります……が、ざーっと見ていただけたらわかると思いますが、とっても長いです。

検索エンジンなどでこられた方や、迷い込んだ方は、ページ左上にある「トップページ」を押すか、左のメニューで楽しそうなところを選んでください。

……とまあ、最初からおどしてしまいましたが、「読み聞かせ」についてもっと詳しく知りたい方は、一読の価値は十分にあると思います。

それでは、ごゆっくりどうぞ!





「読んであげる本」「耳で聞く本」ということ

なんで読み聞かせが必要なの?


優れた絵本は「読んであげる」「耳で聞く」ということを前提に作られています。
その理由は、子どもが文字を読むことができないからです。

子どもが自由自在に文字を読むことができるのは、10才を過ぎてからです。
ここで自由自在にというのは、「文字面としての字」ではなく、イメージをともなった文字の読み方、「意味の塊としての文字の読み方」のことです。

ところが、
子どもは小学校入学までに、大人の60%の言葉を理解します。

この場合の言葉とは耳から聞く言葉です。
日常の言語生活は、ほとんどさしさわりのないほどになっています。
ですから、字が読めなくても、耳から聞くのであれば、読書はできるのです。

実際、世界には今もって、文字を持たない人びとは多数を占めています。
その人々が文字をもつ人々に比べて、劣るなどということは決してないでしょう。


子どもの世界は独特です。

子どもの本や絵本は子どものものです。
子どもの世界では、超ロングセラーの絵本や童話がいくつもあります。
むかし話は数千年ものあいだ子どもの世界で守られています。

日本の絵本では「ぐりとぐら」はもう50才を越えました。
他にも「ちいさいおうち」「てぶくろ」「かばくん」「エルマーのぼうけん」なども息の長い本です。
大人の本では考えられないことでしょう。


ここに、子どもの世界の秘密があります。
子どもには独特の価値観と世界観があって、それは時代を超えて存在し続けているのです。


理由の一つは「物語」という型式が永続的だからです。

むかし話には型式があることを先ほどいいいました。
口承・耳文化がなくならないかぎり、続くことになります。

物語とは「もの(岩であったり、見えないものであったり)」が人に語る、人が「もの(具体的なものや見えないもの」について語る型式です。

そしてそれを、記憶し、伝えようとしやすくする決まった型式を持っています。
だから他面では口承・耳文化の記憶装置(コンピューター)なのです。


もう一つの理由は、子どもたちのもつ心性です。

人間に「こころ」が生まれたとき、自分に「こころ」があるなら、他のあらゆるものにも「こころ」があると考えるのが人間の人間たる由縁です。

現代文明はその「こころ」を狭めてしまいましたが、子どもの世界では今でもその「こころ」を失っていません。


親子の心の広場であるということ

松居直さんの文章に尽くされています。
ただ、読み聞かせは、親子や集団の間の共通体験を生みます。
それはたとえば、冒険物語だとすると、いっしょに冒険をしたのと同じ質の共通体験が得られるのです。
その場合個人によって、体験の意味は違っていても、同じ「心の広場」にいたことがあるという事実は消えません。


本好きの子になってほしいと願うのはなぜなのでしょうか。
読書は子どもの何を育てるのでしょうか。
読書は多くのものを子どもにもたらします。

読書はことばの数・ 思考力・感覚や感性を育てるなどとよく言われます。まったくその通りです。

けれども、読書が最も大きな力をもって、育てているものは「想像力」です。

想像力とは一般に言われているようにイメージ(像)を創る力のことではありません。
それはイメージ(像)を思い浮かべる力のこと、想像するということにほかなりません。
これは誰にでも備わっています。

そうではなく、大江健三郎(作家)氏は「想像力とはイメージを変容する力のこと」だと言っています。
私たちは言葉からイメージ(像)を思い浮かべます。
その際、そのイメージを、連想や経験から他のイメージに重ねたり、組み合わせたりすることができるのです。
つまり自由にイメージを操作することができるのです。実はこちらの力のことが想像力です。


文学では、文字からイメージを創ります。

その場合、それは単純な一つのイメージですが、そこに優れた文学では他のイメージが二つも、三つも重ねられています。
より深く、広くイメージが出来るような仕掛けがされているわけです。

与えられるイメージがひといろで、そこにあるメッセージが一種類であれば、一回読めばもう解ったで終わります。
それは消耗品と同じです。

テレビやアニメなどは(絵本にもありますが)、そうした単純なイメージのものが多く、しかも画面がどんどん流れていきますから、想像力を働かせる余地がほとんどないのです。

ところが読書では、ページのどこかに立ち止まって、仕掛けられたイメージとの間に、読者のイメージ操作を参加させることができるようになっています。

こういったことを読書では、読んだ本の数だけやっているわけですから、想像力が知らぬ間についてくるのです。


もちろん、ことばの数が必要です。

言葉は「ここにないもの」をイメージすることから始まっていますから、ことばの数を多く持っているほどイメージは多様です。

どうやれば言葉が身につくかは、松居直氏のおっしゃるとおりです。
読書は、もっとも多く言葉を増やす方法でもあるのです。
また、言葉を獲得するには感覚や感性が大きな役割を果たしています。

「ここにある」ものに、心が感じたり、驚いたりするこころの動きが最初にあって、「ここにないところ」にいって、ことば(イメージ)を使って伝えるのです。
つまり、最初にこころの動きがなければ、ことばを必要としないのです。
私たちは驚きや不思議を感動をもって伝えられると、それまでなんとも思っていなかったことなのに、あらためてこころが動いてきたりすることがあります。
そういったことが積み重なって、感性や感覚が生まれてくることが非常に多いでしょう。

思考力は、ことばの数(イメージの多様さ)と想像力の基礎の上にあって、予想・類推・仮説・確かめ・証明という系統だった思考のことです。
本の世界は思考だらけです。たとえ文学であっても豊富な思考法がそこにあるのです。

読書はそれを体験することでもあるのです。

実際、現実や自然は、決して単純なものではありません。
どれほど多様かは、まだだれにも解ってはいません。
ひといろの眼でみれば、それはその色に見えるに過ぎないのです。



読み聞かせは立派な読書です。


私は読書は二種類あると思ってます。
「耳の読書」と「自分の読書」の二つです。


前者は「読み聞かせ」のことで、後者はいわゆる普通の読書ですね。

(変なことばですが、将来読書へ向かうことを前提にしています)と(本来の読書のこと・読み聞かせと区別するためにそう呼びます)です。

読書というものがイメージを操作する想像力のなせるワザとするなら、イメージが耳からこようと、文字からこようと同じものだと思うからです。


(1)耳の読書

絵本や童話の読み聞かせと耳だけが頼り(昔話の本来の語りやストーリーテーリングなど・この重要性についてはここでは触れません)があります。
文字ばかりの本を読んであげるのも読み聞かせです。

耳からする読書は本来の読書に較べ、1・2年先行することができます。
字は読めなくても、子どもは小学校入学までに大人の60%のことばの数を持っています。
それだけイメージをつくることができるからです。

また絵本の場合、必要とするイメージを支え、深め、広げてくれる「絵」があります。

絵本は幼年童話や中学年向き童話がもつ情報量(感情やこころも含めて)に較べ、はるかにたくさんのものを持っています。
絵本は独自の文化で、幼児向きに限定されるものではなく、絵本でしか表現できない、大人向き分野もあります。(それも実は読んで貰ったほうがいいです)。


(2)自分でする読書

早い子どもで4・5才から自分で読み始めます。4・5才から小学校2・3年生までの子どもが自分で読むこと自体は別に悪いことではありません。

興味があったり、それなりに楽しいから読んでいるのです。
これはこれで黙って見守ってあげましょう。

しかし、まだ完全に読書しているとはいえません。
まだ文字を自由にできないからです。
字そのものを読んでいる場合が多いのです。

自分でする読書は小学校高学年になってからです。
それまでは、まわりの大人が支えてあがなければなりません。
そうやって、自分で自由に読書ができるようになっていくのです。



2、どのように絵本を読んであげたらいいのでしょうか?

絵本にはそれぞれ個性があります。ですから、その絵本のもつ特徴にしたがって、読んであげるのがいいいでしょう。
その特徴とは大きく分けると、3種類あります。


タイプ1 物語絵本(1)

文章だけで物語のあらましが理解できるものをいいます。
このタイプの絵本の読み聞かせは、文章をそのまま読んであげればいいだけです。
技術はなにもいらないと思います。

ただし、読書はあくまでも、読者(聞き手)がイメージをつくり、操作することですから、それが出来やすいようにしてあげるのが原則です。
あまりに読み手が芝居じみたことをすると、じゃまになる場合がありますのでご注意してください。

絵本の読み聞かせにおいては、文章は耳から、絵は目から情報が入って来ます。
そして文章は主にストーリーや登場人物の行いを語ります。絵は多くはその内面を語っています。


タイプ2 物語絵本(2)

文章だけとりだしても、物語は解らないですが、「絵」の展開によって物語が理解できるものをいいます。

絵本は「絵」と「絵」の組合せで成り立っています。
「つながり」と「切れ」の重なりになっています。
「切れ」とは起承転結でいえば、「転」の部分です。
このように「絵」の組合せで世界がなりたっているのです。
だから、その組合せの仕方で典型的なのは文章のない絵本があります。
でもそこには「物語」はちゃんとあるのです。


基本的には物語絵本(1)も絵が物語っています。絵が物語っているのが絵本なのです。

だから、このタイプの絵本の読み聞かせは、絵を丁寧に見せてあげることがもっとも大事なことになります。


タイプ3 問答形式の絵本

あそびや科学絵本に多い型式。
読者への呼びかけ、質問などを織り込みながら、展開される絵本です。
このタイプの絵本は大勢でワイワイと楽しむ場合に適しています。
実際に子どもたちに答えてもらい、その結果にコメントしながら読んでもいいわけです。


実際にはこれらは、混ざっている場合が多いです。
これらの特徴をみきわめながら、それぞれの絵本に合った読み方をしましょう。




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